
心脳コントロール社会/小森陽一
「すべてを疑え」という著者のことばに従うと、まずこの本の内容を疑わなければなりません。
予想どおり、この心脳コントロール(心脳マーケティング)は、商品のブランド創りや商品広告だけでなく、政治的プロパガンダにも応用されているそうです。
たとえば、9.11の同時多発テロで崩壊したWTCビルの跡地をなぜ「グランド・ゼロ(爆心地)」と名付けたかということです。
これは、アメリカが原爆を広島・長崎に投下したことへの非難をかわし、アメリカが悲惨な被害者であることを印象付けるためだそうです。
「グランド・ゼロ」と名付けたというニュースを聞いて、私は嫌な予感がしたのですが、それは当たっていたようです。
この本では、いろいろなところで「小泉自民党」を批判してますが、有権者は郵政民営化なんてどうでも良かったんだろうと思います。
「政治離れが進んでいる」と言われて続けてもうだいぶ経っていますが、それと同時に「マスコミ離れも進んでいる」というのも事実です。
あの朝日新聞でさえ、郵政民営化の提灯持ちのような社説を書いていた時期がありました。
時の政権をチェックするべきマスコミがそんな不甲斐ないことでは「マスコミ離れ」も当然だと思います。
つまり有権者は、郵政民営化に「YES」と言ったのではなく、今のマスコミに「NO」と言いたかったのだと思います。
- 2007/01/02(火) 12:34:55|
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