
効率が10倍アップする新・知的生産術/勝間和代
当たり前のことですが、この本に書かれていることをすべて実践しても「勝間和代」になれるわけではありません。
むしろ「勝間和代」だからこそ、これだけのことができたのだろうと思います。
そんなことよりも問題なのは、用語の誤用や認識間違いが気になって読みづらいことです。
「グーグルの検索結果のランキングは、それぞれのページの人気度を人間が計るからこそ、決まってきます。」
グーグルの検索結果のランキングは
プログラムで自動的に決まるのです。
だからこそ、グーグルは他の検索サイトを引き離してトップになれたのです。
こんな基本的なIT業界の常識を知らないで、「自分をグーグル化する方法」などとサブタイトルを付ける感覚がわかりません。
「細胞記憶」
細胞記憶という言葉は異なった二つの概念があります。
エピジェネティクスと呼ばれる科学的な説と、フィクションや
疑似科学の類です。
著者は後者の意味で使っていますが、この本の内容からして
疑似科学はまずいでしょう。
「情報入手のためのオペレーティングシステム(
OS)」
この例として「フォトリーディング」を挙げていますが、
OSの本来の定義から飛躍しすぎていて意味不明です。
「
共感覚」
著者は造語か別の意味のつもりで使っていますが、これは一部の人にみられる特殊な知覚現象を指す専門用語です。
「メールの
質量を高めて、つながりを広める。」
メールに
質量があるなんて初めて聞きました(笑)。
文脈から想像すると
質と量を意味しているようですが、読んでいるこちらが恥ずかしくなってきます。
「
Gabage In, Gabage Out」
正しくは
Garbage In, Garbage Out ですよね。
著者はTOEICが900点だそうですが本当でしょうか?
- 2008/02/28(木) 23:59:59|
- 経済・ビジネス|
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流星ワゴン/重松清
読んでいる最中は面白いのですが、読み終わるとなんだか身につまされます。
主人公と同様に親と息子を持つ、私自身の将来を見ているような気がしてきます。
過去をもう一度やり直してみても、自分の人生は変えることはできないのです。
でも未来はこれからのことです。
大きく変えることはできなくても、少しずつなら変えられそうな気がします。
- 2008/02/26(火) 23:59:59|
- 一般小説|
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いま、会いにゆきます/市川拓司

DVD:いま、会いにゆきます
久しぶりにいい作品に出会えました。
実はラストの「手紙」の直前までは読んでいても退屈でした。
しかし「手紙」を読んで「どっひゃー!」と叫びそうになりました。
不思議と涙は出ませんでした。
映画は見ていませんが自分のイメージが壊れそうなので見ないつもりです。
- 2008/02/24(日) 23:59:59|
- 一般小説|
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自民党で選挙と議員をやりました/山内和彦

DVD:選挙
あまりにも自民党的な「組織選挙」「どぶ板選挙」の実態が描かれていてとても面白かったです。
映画のほうは2007年のベルリン国際映画祭で上映され反響を呼んだそうです。
ドキュメンタリー映画なのですが、選挙の舞台裏にカメラが入り、ナレーションやテロップなどが一切入らず、ただひたすら候補者を追い続けます。
- 2008/02/22(金) 23:59:59|
- 社会・政治・時事|
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心にナイフをしのばせて/奥野修司
1997年に起きた神戸の酒鬼薔薇事件のさらに28年前に、当時高校一年生だった少年Aが同級生を刺殺する事件が起きていた。
事件後、被害者の家族は地獄の日々を送り、今も事件を引きずっている。
しかし、加害者である少年Aは、現在、弁護士となり法律事務所を経営するほどの成功を収めている。
そして、被害者の家族への謝罪は一度としてない。
この本は、この事件の被害者の家族や関係者のインタビューを元に書かれている。
実際には、その後の少年Aについてはほんの少しで、大半が被害者の母と妹や関係者のモノローグがメインとなっている。
- 2008/02/20(水) 23:59:59|
- ノンフィクション|
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派手な砂漠と地味な宮殿/岩井志麻子
これってミステリーなんですか?
でも、ラストの部分がすごくあっけない終わり方だし、謎解きも何も無いのはどう考えたらよいものか・・・。
一番ありえない二人が出来ていたりしてそれなりにどんでん返しはあるのですが、「花子」が何者だったかは結局わからずじまいだし・・。
いまいち煮え切らない物語なので読後感はあまりよくありませんでした。
- 2008/02/18(月) 23:59:59|
- 一般小説|
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ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ/STOP−ROKKASHOプロジェクト
せっかくなんだからこういう本はもうちょっと調べてから出してほしかったです。
「放射性物質」や「放射能」の混同や誤用については何十年も前から言われているのに未だに間違えているなんて、読んでいるこちらが恥ずかしくなってしまいます。
イメージだけで「原子力=危険」と考えている人が本を出すとこうなるわけですね。
この手の話題になると「お前は賛成派なのか反対派なのかはっきりしろ」と言い出す輩がいるのですが、人をそんな単純なカテゴリで二つに振り分けることはできません。
「感情で判断する人と理性で判断する人」とか「被害をもたらす人と被害を受ける人」とか「儲ける人と搾取される人」とか、いくらでも細分化できてしまうのです。
敵か味方かが判れば後は「思考停止」して楽をしようという考え方が透けて見えてきます。
「坂本龍一が言うのだから正しい」というのは何も考えていない証拠です。
- 2008/02/16(土) 23:59:59|
- 社会・政治・時事|
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モンスターマザー 世界は「わたし」でまわっている/石川結貴
著者の綿密な取材や的確な分析には感服します。
これでもかというほどモンスターマザーの実態を紹介しています。
しかし、じゃどうすればいいのかという視点がありません。
読み終わったあとで落ち込むばかりで救いようがありません。
- 2008/02/14(木) 23:59:59|
- 社会・政治・時事|
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図書館革命/有川浩
図書館戦争シリーズの最終巻です。
最終巻も疾走感たっぷりで、途中で本を閉じることができませんでした。
『図書館の自由に関する宣言』からヒントを得て、ここまでの作品を創り上げるのはたいしたものです。
でも元々は3巻の予定だったそうで、4巻全部を通して考えてみると、やっぱり第3巻は余分だったんじゃないかなと思います。
余分といえば、最終巻のエピローグの章もはなかったほうがよかったです。
ラストの余韻を読者の想像力に託してほしかったです。
- 2008/02/12(火) 23:59:59|
- 一般小説|
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内臓感覚 脳と腸の不思議な関係/福土審
下痢や便秘などを繰り返し起こすのに、胃腸の検査をしても原因となる病気がみつからないのが過敏性腸症候群(IBS)です。
タレントの若槻千夏がこのIBSだった(今も?)らしいです。
タレント活動を休止して米国に渡ったのも、このIBSの治療のためではないかとも言われています。
このIBSの専門家が一般向けに書いた解説書です。
しかし、専門的な内容が多くて読み通すのに苦労しました。
- 2008/02/10(日) 23:59:59|
- 科学・技術|
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