
精神科医ですがわりと人間が苦手です/香山リカ
『これまでに会った精神科医の先輩や同僚の中には、白衣うんうん以前の問題でとても医者には見えない、という人が大勢いた。(…)同僚が派遣された病院では、院長がなんと常に羽織はかま姿だったそうだ。』
精神科医に限らず医者の中にも個性的な人はたくさんいるだろうとは思いますが、その人ってほんとに院長だったのでしょうか?患者じゃなくて?
よくある精神病棟ネタで、廊下で白衣を着た「先生」とすれ違って頭を下げたら、看護師さんに「あの人は白衣願望の患者さんです」といわれたというやつですが、それとは逆ですね。
『その人の症状は、誰もいないのに声が聞こえる「幻聴」だった。
「いかがですか?」
「うーん、まだ声がきこえるんですよ。それも宇宙人のような」
そんな会話を交わしていると、隣のベッドの男性が私たちの会話に参加してきた。
「あ、宇宙人の声なら俺も聞こえるよ」
彼もまた幻聴に悩む人だったのだ。二人は顔を見合わせてにっこり笑い私にこう言った。
「ほらやっぱり宇宙人の声は本当にあるんですよ」「聞こえないのは先生が間違っているんだよ」
その場ではきこえる人が二人できこえないのは私だけ。形勢完全に不利だ。私はすごすごと病室を後にした。それ以来、私は「正常か異常か、というのは、結局、多数決の問題なのではないだろうか」と考えるようになった。』
香山先生、精神科医がそれを言ってしまってはおしまいのような気がするんですけど。
- 2008/06/22(日) 23:59:59|
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うさぎが鬼に会いにいく/中村うさぎ
中村うさぎの雑誌のインタビュー連載をまとめた本ですが、対談の内容はほとんど載っていません。
中村うさぎのインタビュー相手への感想や人物批評となっています。
最後のほうになると中村うさぎのうめき声が聞こえてくるような鬱々とした内容になっています。
- 2008/01/27(日) 23:59:59|
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雑学のすすめ/清水義範・西原理恵子
世の中には「雑学本」など腐るほどありますが、この本はちょっと違います。
世界史や地理の予備知識がないとこの本の面白さの半分はわからないと思います。
イラストの西原理恵子も本文にツッコミを入れたくても歯が立たず、その悔しい思いをそのまま描いているところがまた面白いです。
- 2008/01/25(金) 23:59:59|
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鏡の告白/中村うさぎ
「心の病」にかかってしまった女性たちと中村うさぎとの対話集です。
中村うさぎ自身も、買い物依存症だったり、ホストクラブで大金を浪費したり、整形したりとかなりの経歴がありますが、書いているものはわりとまともだったりします。
ただこの本の中で、精神科の医師でもないのに相手の女性を「診断」しているところがあって、それはちょっとまずいんじゃないかなと思いました。
- 2007/12/30(日) 23:59:59|
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愚者の道/中村うさぎ
本のタイトルといい、重い文体といい、何か哲学書を読まされているような気分でした。
でも、著者の夫の言葉に思わずほろりとさせられるところもあります。
- 2007/12/12(水) 23:59:59|
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熟女の友/岩井志麻子
自分の男性遍歴をいつものよう赤裸々に書いています。
ここまであっけらかんと書かれてしまうと尊敬したくもなります。
今回は同性に対しても鋭いチェックが入っています。
ふ〜ん、女性ってそう考えるんだ、と感心することしきりです。
- 2007/11/16(金) 23:59:59|
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奇妙な情熱にかられて ミニチュア・境界線・贋物・蒐集/春日武彦
最初のうち、「奇妙な情熱」を持つ人間に対して軽い軽蔑を持ったような表現があって不愉快な感じがしたが、読み進めると、著者自身も「奇妙な情熱」を持つ人間であることがわかった。
だったら最初からそう書いてくれればいいものを、誤解して損をしてしまった。
そんなことより、この本で紹介されていた本が無性に読みたくなりました。
世界は蜜でみたされる―一行物語集/飯田茂実

- 2007/11/06(火) 23:59:59|
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面白半分BEST随舌選/佐藤嘉尚
この本に登場する40人のうち半数以上がすでに故人となっています。
各界のそれなりの著名人ですから、当時でもそれなりの年齢であったはずで、一番若い20才台で登場しているのは「アン・ルイス」一人です。
(その彼女も今は50才を越えている!)
『面白半分』は1970年代のサブカルチャー・マガジンですが、なぜ自分がリアルタイムで読んでいたのか不思議でしょうがありません。
(少なくと私は「アン・ルイス」よりも年下です!)
- 2007/11/04(日) 23:59:59|
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本は読んでいるのですが、ブログの更新が億劫になってしまいました。
とりあえず、読んだ本を挙げていきます。

名づけえぬものに触れて/柳美里
柳美里に限らず他人の私生活には興味ありませんが、創作活動の現場を垣間見るのは面白いです。
装丁が・・・、横組みの変形版?は読みにくいです。
- 2007/09/13(木) 23:59:59|
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「狂い」のすすめ/ひろさちや
またタイトルにつられて読んでしまいました。
それなりに面白いです。
人には自分が「狂っているのではないか」という恐怖心があるのと同時に、いつかは自分も「狂ってみたい」という願望もあるのではないかと思います。
そういう願望が強い人にはお勧めの本かもしれません。
- 2007/09/01(土) 23:59:59|
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